
トーマスとオブライエンには共通点がある、というかこの2人は途中まではマブダチだ。
性根の悪さと言ったら反吐が出るレベルである。
オブライエンに至っては、石鹸を床に置くシーンは自分は気分が悪すぎて見れない。
オブライエンは甥のアルフレッドが来てからはトーマスと対立するようになり、
コーラへの忠誠心も増してちょっとおとなしくなる。
ただ思うのは、オブライエン、途中からいなくなってよかったー。
それはなぜか?
目的がある性根の悪さと目的のない性根の悪さ
この2人が「人を見下したい」「優越感を感じたい」とかそういう類の人間だということはわかる。
ただ違いは「目的」だと思う。
トーマスは、まだ下僕であるから第一下僕の座を奪われたくないとか
従者になりたいとか、「人を牽制したい」みたいな欲から来てることはよくわかる。
オブライエンはどうか?
すでに伯爵侍女となって、もう向上しなくてもいいかなみたいな余裕もある。
競う相手もあんまりいない。
自分が大人しくしてりゃそのまま可愛がってもらえることだってあるのに、
人を貶す、嫌味が言うのが止まらない。
目的がわからない、てかそのそもそんな欲求に目的がなんていらないのか?
オブライエンの人生はある意味つまらないのかな。
新しくくるメイドほどの若さもない。元々美貌もない。性格の悪さも相まって
楽しめる要素がない。
そうなると人を貶す方に走るのか?
そう言う意味ではトーマスは改善の余地があったのかも。
トーマスは最後は色々学んで少しでも人に優しくするってどういうことか気づき始める。
助けられた経験が彼を強くしてくれる。
トーマスの目的は「自分の恐怖心を消すこと」「自分の価値を守ること」だったから、
人に優しくされて、あ、別に人をいじめなくてもそれを達成することができるんだ。
って思えたのかもしれない。
まだ若かったこともあり、トーマスのことをちゃんと咎めてくれる人がいたのも大きい。
オブライエンはいない。もう上の役職についてしまって、口を出す人がいない。
人をいじめる目的も曖昧だから、そこを補える素敵な治療法もない。
オブライエンがおとなしくなったのも、優しくされたからとかそう言うのじゃない。
ただ自分が痛い目を見ただけだ。
ポジティブな変化が見られない。
だからこの人がいなくなったのはストーリーの流れ的に正解だったと思う。
支配力の強さと性根の悪さと戦争、最悪な暗さだったよ。