
カミュ・異邦人。
あらすじ:
主人公ムルソー、母が亡くなったのに関わらず、彼女と普通に遊んだりして悲しみの感情を示さず。
そののち、太陽が眩しかったからなどと意味不明な理由でその場にいた人を射殺する。
裁判で裁かれることになったものの、ムルソーが死刑判決になる理由は人を殺したからではなく、「母が死んだ時悲しみの心を持つような行動をとらなかったから」
これ読んでると哲学的すぎて、すごいテーマだなと思う。
結局人って、行動をとる理由ってそんなにないのかもしれない。
ただなんとなく思って、ただ行動して、そこにそんなに深い意味はない。
それを突き詰めていくと、物事に目的があるっていうのは幻想なんだと思う。
人生に目的があるはず、人々が抱く幻想なだけであって
それは目的があるんではなくて自分が後から意味づけするに至ったでしかない。
本当は人はただ飲んで、食べて、なんとなーく過ごしてもそんなに悪いことじゃないのに、
人はそこに働く意味とか、誰かを愛する意味とか、人生の目的とか、そんなことを見つけようとする。
悪いことではないんだろうけど、本当は探したって答えなんかないんだと思う。
人は動物と同じ、ただ食べて、生きて、生活を生きていくようなことでも別に普通なのかもしれない。
人間はただ考える力があるだけで、そのせいで人生の意味とか深いことを考えてしまうだけなのに。
とふと思ったけど、それじゃ人間たる所以っていうのが無くなっちゃうから、もっと考える力がある以上人生の意味とかを求めるのは当たり前なのかな。
そんなことをふと思うような本でした。