
ダウントンアビーのメアリーは
お高い、とか 冷淡とか、そんなこと言われる。

Haven't you heard? I don't have a heart. Everyone knows that.
(聞いてないかしら、私には心がないの。周知の事実だわ)

ケマル・パムークが死んで傷ついてるメアリーを気遣うアンナ。
メアリーのセリフはこうだった。
本当に心がないのか?
確かにシーズンと通してメアリーはちょっとお高いし、なんとなく冷淡なイメージがつく。
それはちょっと攻撃的な性格がそうさせるんだと思うけど。
自分はメアリーが心がないというより、感情表現が少し下手なのと
メアリーの特殊な経験からだと思う。
長女であること=感情表現の制限?
メアリーは自分で、「男だったらいいのにな。」と思ってる節がある。
そうしたら爵位は継げたし、家も財産もそのままで家族を安心させることができた。
それができないから、せめて少しでもこの家を守れる爵位ある男性と結婚することで報われると思ってるところがあって、
いい人と結婚すること=メアリーの使命
みたいな感じなんだと思う。
だから一種「私の意思は関係ないでしょ」みたいな諦めが身についてる気がする。
だから、感情を一回どこかにやっちゃうのかもしれない。
心があってもなくても、メアリーの使命は変わらない。そういう背景から来てるのかもしれない。
パトリックの死、ケマルの死、マシューの死
意外とシーズン1を見ると、メアリーは感情的なんじゃないか?と思う。
ケマルが死んで泣いてるし、パパはマシューの方が好きなんだ!って泣いちゃうし
そんなに冷淡か?って思う。
でも他の家族と違うことは、恋人の死が誰よりも多いこと。
ただの政略結婚だったパトリックも、一番目の婚約者だった。
ケマルは初めて恋をした男性だった。
マシューとは初めて幸せな関係を築くことができた。
落ち込まないわけではない、でも
またなのね、って思ってしまって、感情が表現できない。
マシューを亡くして、ただ塞ぎ込むことしかできない。
ヘンリーのことを好きだと思えても、言える勇気がない。
諦めが諦めに拍車をかけて、泣くよりも、誰かに気持ちをさらけ出すよりも
一人でただ暗闇にいるしかない。
もしかしたら対処を今まで知らなかったのかもしれない。
だからメアリーは思ってるより冷淡ではないのかも。
もしそう見えたとしても、彼女の経験がそうさせた、後天的なイメージなのかもしれない。
そんなことを思ったのでした。
