Downton Abbey/ Maryの辛辣な一言

今回はDownton abbey Season 2 Esiposde7からのMaryの辛辣な一言をご紹介。

 

前回に引き続きこの方である...

クローリー家の長女メアリー。

It's All About… Lady Mary Crawley - Downton Abbey

 

 

S2 E7での一言。

書斎でみんなでお茶をしているところ、以前この屋敷で働いていたメイド・エセルの話に。

エセルは貴族の男性とワンナイトしてしまい、妊娠してしまっていました。

(当時は未婚で子供がいるなんて...という時代で相当毛嫌いされたんだろうね。)

男性は認知もしてくれず、そのまま戦争で亡くなってしまっています。たまたまその男性のご両親がダウントンアビーに訪問しているところに、男性の両親に意を決して打ちけたところ、「息子がそんなことするわけない」と追い返されてしまったところでした。

Amy as single mother Ethel in Downton Abbey

そのシーンを目の当たりにした家族、「いくらなんでもエセルがかわいそうだった。何かしてあげられることはないのか...」と話しているところ、

 

Mary: “The truth is, Ethel’s made her choice and now she’s stuck with it.”

でも結局はエセルが自分で決断して、自分でその選択につまづいているのよ

 

Lavinia: "That’s seems a little hard"

それは冷たすぎない?

 

Mary: "Does it? Aren’t all of us stuck with the choices we make?"

そう? 人は誰でも自分で下した決断につまずいてるんじゃない?

 

Lady Mary ~ aren't all of us stuck with the choices we make... (They are  discussing Ethal's illegitimate child, but I think she… | Downton abbey,  Lady mary, Downton

 

家族みんなあまりの辛辣な一言に黙り込むしかないのでした。

 

 Maryが過去に下した決断

このセリフだけ聞くと「どんだけ性悪やねん...」となりますが、本当はメアリーのこの発言は自分に言っているのです。

 

1.家に遊びに来ていたトルコ外交官の息子さん(ケマル・パムーク)と犯した過ち

S1の最初の方のエピソードで、ダウントンアビーにイケメンのトルコ人がやってきます。

なかなか見ないエキゾチックな風貌にキャッキャとメイドたちも湧き上がるほど。

Who is the historical model for Downton Abbey's sex scandal?

結果的に、突然ケマルが夜中メアリーの部屋に押し入ってきます。

メアリーは拒み切れずそのままベッドに入ってしまうものの、なぜか部屋でそのままケマルが亡くなってしまいます。(脳卒中か何か)

急いでメイドのアンナとお母さんに必死で助けを求めますが、事情を知ったお母さんのコーラはカンカン。

運べない、そんなことできないというお母さんにメアリーは

「娘が今後一生噂になってもいいの!?!?!この家の評判がどうなってもいいの?!?!」と責め立て、お母さんも覚悟を決めて運ぶことに。

もうメアリーは"Damaged Goods= 傷物"であること、それはこれからの人生に大きな影響を与えることになるのでした。

 

当時は結婚する時に初夜を迎えることがマスト、未婚で男性経験があるのはありえないといった価値観なのでメアリーがしたことは貴族の令嬢して絶対あるまじき行為だったのです。

のちにこの噂が広まってしまってメアリーは肩身の狭い状況に。

たった一瞬の軽い考えが、メアリーを追い込んでしまったんだよね。

 

2.Matthewとの結婚に踏み切れずに悩んでしまった Mary

S1の最後の方でマシューはメアリーに結婚してほしいと伝えます。

前回の記事でも書いたけど、メアリーはすぐに決断できない...

それは母コーラが妊娠したこともあるんだけど

もう自分は純粋ではない、黙って結婚できないものの言ったらマシューに結婚を断られるのではないか...悩んでしまう。

その姿を見たマシュー、「メアリーは僕のこと好きじゃないんだ...」と感じてしまい

仲違いして別れてしまうことに。

メアリーは本当にマシューが好きだったので、一人で泣いているところ

執事のカーソンがメアリーを勇気づけるのでした。

 

" I know you have spirit, milady. That’s what counts. It’s all that counts in the end."

あなたには立ち直る力があります。それが重要なのです。一番重要なことなのです。

 

 

3.マシューと別れた後出会った、新聞記者社長のリチャードとの婚約

マシューと別れ、婿探しをしているところ年上のリチャードと出会います。

リチャードはゴシップを記事にするちょっと悪どいビジネスマン。家族には「え、この人?」と言った反応をされますが、メアリーは貴族の肩書は守れなくても将来のある人と結婚しなければいけない・この人と結婚することで自分が犯した過ちをゴシップにされなくて済むことから婚約を決めます。

 

リチャードを好きかどうか、正直うんとは言えないけども、全ては自分が選んだ道なのだ...

自分が選択した決断の積み重ねの結果なのだ...

自分が犯した過ちを自分で責任をとることを課しているメアリーは、自分と重なり

Aren’t all of us stuck with the choices we make?

と言わざるえないのでした。

 

 

書いてても心にグサッとくる、泣くわ(笑)

 

出典:

https://austenprose.com/downton-abbey-season-2-episode-6-on-masterpiece-classic-pbs-recap-review/

https://downtonabbeyuk.tumblr.com/post/61859315337/its-all-about-lady-mary-crawley

https://www.dailymail.co.uk/home/you/article-2073653/Downton-Abbey-actress-Amy-Nuttall-From-Downton-uptown.html

https://decider.com/2014/08/12/downton-abbey-pamuk/

http://www.findingeloquence.com/2015/07/two-of-best-downton-abbey-friendships.html

https://www.telegraph.co.uk/culture/tvandradio/downton-abbey/8820907/Who-is-the-historical-model-for-Downton-Abbeys-sex-scandal.html

https://quitesodowntonabbey.tumblr.com/post/9855212276/spirit