
かの有名な映画の原作読んでみた。
映画がいいだけに、原作もとってもいい!
気がつけばオリヴァーは目の前にいた。近すぎる。こんなに近づいたのは夢の中と、彼がタバコの火をつけてくれた時だけだ。これ以上オリヴァーが耳を近づけたら、僕の心臓の音が聞こえるだろう。小説でそういうのを読んだことはあるけれど、今まで信じてはいなかった。彼はまっすぐ僕の顔を見つめた。僕の顔を気に入っていて、観察したがっているみたいに。そのあと指で僕の下唇にふれ、左から右へ、右から左へと動かした。

・すごく爽やか
青年期の感情の移り変わりとか一途な様子がとっても爽やか。
ただの青春ストーリーではないし、すごく感情表現が豊かでもある。
この爽やかさはライ麦畑で捕まえてを想起させる感じもある。
ライ麦畑で〜のホールデンはどっちかというと叛逆的というか反抗的で青年期の拗らせみたいなものを描いてるけど、この君の〜のエリオはもっとまっすぐにして、芸術肌でメンヘラにした感じ。笑
でもこの感情表現はメンヘラにしかできない感じがある。ナヨナヨネットリみたいな感じではなく、刹那と愛情が溢れてる感じ。
・性表現多め
同性愛を描いてるからそれは確かに性がテーマなんだけど、2人の行動というよりも、エリオの想像の中で性的な空想というか、そういう場面多め。
でもいやらしいっていうよりかは、芸術表現の1つだな〜っていうように感じられるから不思議。
映画についてもレビューしたのはこちら
この恋焦がれてすぐ死にたがるエリオをシャラメがやったのは大正解だったよね。
とっても男の子として魅力的なんだけど、どこか少し女性的というか甘えん坊でオリヴァーに恋焦がれて抑えられないような感情的な部分が見え隠れする感じ。
英語版の Audiobookでは、オリヴァー役をやったアーミーハマーがナレーションしてて、というか音声担当しててあの声で作品聞けるのって世界観エグそう。
サンプル再生したらめっちゃ大人っぽいセクシーなアーミーの声で最高だったよ。
そしてこの小説の爽やかで刹那満載でアーティーな世界観を表現できた監督のルカはすごいなあと勝手に思ったり。