Mumbles

🇬🇧愛が強め。熱狂的ダウントニアン。ダウントンアビーはじめ英国ドラマ映画メモなど思いついたことを書きます

Cinema/見た目の美しさだけで成立する映画「アナザー・カントリー」


コリン・ファースが24歳頃の映画。

ルパート・エヴァレットはベストフレンズウェディングにも出てるらしい。

 

英国の上流階級が通うイートン校舞台、美男子の圧倒的ビジュアル暴力

 

当時の制服や、イギリス人スタイルのパジャマとガウン、ファッションもすでに時代背景が知れて楽しいけど

学校も美しい。石造りというか、オックスフォード大学みたいな歴史を感じられる学校の様子もずっと見応えがある。

 

でも何より、男子学生の美しさが半端じゃない。

上流階級として生まれてきたなりのプライドなのか、でもその中の葛藤がちらつく

影が消えない儚い美しい青年たちの記憶って感じ。

ヒューグラントの「モーリス」がこの映画の3年後に作られてるので、こっちの方が先だったのは意外かな。

 

とにかくコリンがかっこいい!!!

本当に中年時代とは違った魅力ですらっと伸びた手足、ナチュラルな顔の造形。

高慢と偏見のイメージ(もみあげモリモリのコリン)だっただけに

めっちゃくちゃ度肝抜かれた。

写真集あったら今なら買ってしまいそう。

コリン・ファース&ヒュー・グラント2大英国“イケオジ”アクターヒストリー【1980's–1990's】 (1/2) - SCREEN  ONLINE(スクリーンオンライン)

 

 

LGBT Movies: Another Country (1984) & Maurice (1987) – The Avocado

(これは恋愛シーンではなくて、「つーかまえた♪チャーンス」「やめろお前」「はーい」のふざけてるシーン)

 

注意なのは「ゲイ」がテーマな訳ではない

 

この映画のチラシとか見ると、まるでコリンとルパートが恋に落ちるかのように思えるけど、それは違う。

2人は同じ寮の仲間で、友達っていうよりはみ出しもの仲間見たいな感じに近い。

二人はどこか共通点がある。

ガイは性的嗜好、トミーは政治的嗜好でこの階級には珍しい共産主義に傾倒してる。

 

確かに当時タブーだった同性愛みたいなものをこんなに濃く描いた映画はレアだったのかもしれないけど、

そこにフォーカスするとチープな映画に終わる気がする。

 

寮内の派閥争いとか、当時の上流階級の思想とか、学校生活とか

普通の人が知れない世界みたいなとこがよかったんじゃないかな。

 

物語の背景も、こういう上流階級の人がスパイになることがよくあって、実際のモデルがいるらしい。

ソ連のスパイになったのは、ゲイということでの弱みを握られてしまったからとか。。。

(ハニートラップとかもあったらしい)

そういう歴史背景にも触れられるのが良かった。

Another Country (1984)

 

「I am never going to love women」もう隠したくないから言うよ、一生女は愛さない!

 

ゲイであることはなんとなく知られていたものの、実際に手紙のやり取りを見られて処罰されるガイ(ルパート)。

「残念だよ」ともうちょっとお前うまくできなかったのかみたいな、呆れた感じと嫌悪感を示すトミー(コリン)。

Rupert Everett Another Country

Look, I'm not going to pretend anymore. I'm sick of pretending. Do you think it's all a joke, but it's not. I am never going to love women.

 

But you couldn't help it, could you? Because in your heart of hearts, like Barclay and Delahay and Fowler and Menzies, you still believe, in spite of your talk of equality and fraternity, you still believe some people are better than others because of the way they make love. Now, think of that for a lifetime. Think of the names: pansy, nancy, fairy, fruit, brown-nose.

 

いいかい、もう嘘つくのはやめるよ。疲れたんだ。冗談だと思うだろうけど、僕は一生女は愛さない!

君は共産主義で平等とか友愛とかいうくせに、他の連中と同じように心の中では人を差別してるんだ。

「人をどう愛すか」で差別してるんだ。

一生かけて考えればいい、ゲイと呼ばれる人が一体どういう存在なのか。

 

トミーはハッとさせられる、自分の信じてる共産主義って平等なのに自分は誰かを差別してる。

矛盾する自分の主義、たまたま性的嗜好が同性なだけだった友達。

生まれたくて生まれた訳じゃない労働者階級の人たちと同じじゃないか。。。

 

上流階級に生まれた者なりの義務、隠しておかないといけない自分自身、葛藤。。。

なかなかに深い。

 

 

 

こうなるとヒューグラントの映画モーリスもとっても見たくなった。