
フェミニズム映画とか紹介してる記事もあったけど、違う気もする。
これがフェミニズム映画ならマスキュリズム映画でもある。
でも久しぶりにゲラゲラ笑わせてもらった。 フランス映画はあまりみてこなかったものの、やはり人権意識の強い国は風刺するのがうまいなという感想。
型的な男性優位の社会を楽しんでる主人公ダミアン、目が覚めて起きたら男性と女性の社会的役割がス イッチされた社会にスリップしてた。 女性優位の社会はどんな社会なのか?
起きてすぐに仕事に向かうダミアン、 まだ女性優位の社会と気付いてない。
朝取引先に行くと急に女性ばっかり。
いつもの女性ディレクターと企画について話すものの、なーんか違和感。
つくえの上にお菓子(みたいなの)置いてあり、
「 ...これ何?」
「多い日用のタンポンだよ」
(「なんっでやねん」とばかりに床に投げるダミアン)
タンポンの置き方がまるでシガールwwwwwwww
フランス映画だから尚更お菓子のイメージ湧いてきて
もはやこのシガールにしか見えない。

とにかく男も女も「わっかるわあ」と思えるお互いのあるある
女から見た「男ってこうだよね」 男から見た「女ってこうだよね」 を随所に詰め込んる感じ。まるで性別のハウツー本から女性あるある、男性あるあるをとって映像化した感じ。 カフェで友達と失恋で泣く男、早くしたいと結婚を迫る男、自由でいたいとプロポーズを渋る女、過去の男をまるでコレクションみたいに本棚に保存してる女。
でも面白く思うってなぜ?笑えるのはなぜ? それは自分の中で女性の役割、男性の役割が無意識にしっかり分けられてるほどにこの映画を面白いと思ってしまう。 この映画に行きつく限りは、そういうインクルーシブというかフラットな認識を持っているつもりなのに見れば見るほど自分の中に定着してる「男女の差異」が消えない。
個人的に気になるのは男性はこの映画をみて面白いと思うのか? 「男から見た女ってこうだよね」っていうところに素直に笑うのか、「男ってこんなふうに思われてるの?ちょっと言い過ぎじゃない?面白くないわ」って思うのかどうなのか。
「とにかく男性的」なアレキサンドラ、かっこ良すぎる!
女性社会でブイブイいわす恋人役のマリーソフィーフェルダン、イケメンすぎる。 車を乗り回す姿、ダミアンを誘惑する姿、立ってるだけで様になる。 もはや後半は推しメンを見るためだけに見てるようなとてつもないかっこよさ。
でも「男らしさ」ってなんだ。」「女らしさ」ってなんだ。
自分で言葉にするほどわからなくなる。

そしてあんなに現実世界で男だったダミアンも何故か逆転社会を享受し、どんどんフェミニンになっていく。

女性みたいにアイパッチつける友達

最後のオチはなかなか良かった。
正直続編あるならみたいと思ってしまうほどだった。
議論しようと思えばいろんなコメントができる映画だとは思うけど、いっそゲラゲラ笑ってなんとなくこれを笑ってる自分と、これが正しいのか生物学的に仕方のないことなのかわからないまま疑問に思いながら見終わるのもどっちも正しい気がする。